自主的にシステム運用の業務改善を行い、品質を高めていこうとする姿勢が、TOPPANの特長です。

キンドリルジャパン株式会社

所在地 東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー43階
設立 2021年9月1日
代表者 代表取締役 社長執行役員 ジョナサン・イングラム
資本金 27,622,315,000円
事業概要 ITインフラストラクチャーのコンサルティング、構築、運用サービスの提供
(アウトソーシングサービスを含む)

キンドリルジャパン株式会社
セクターデリバリー本部・金融第六デリバリー
デリバリーマネージャー 部長 鈴木 秀章氏(左)

キンドリルジャパン・テクノロジーサービス株式会社
金融サービス事業部 金融サービス第二本部
本部長 横澤 崇史氏(右)

ITインフラのコンサルティング、構築、運用、保守を手掛けるキンドリルジャパンでは、キンドリルジャパンとしてビジネスを開始する以前から長期にわたって銀行基幹システムの運用保守を担当しており、当社のエンジニアやオペレータが常駐し、システム運用・監視を行っています。今回、キンドリルジャパンの運用サービスと、その中での当社の役割について、お話をうかがいました。

キンドリルジャパンの事業概要について教えてください

私たちのビジネスは、複雑かつミッションクリティカルなITシステムを設計、構築、管理、モダナイズし、お客様に価値をお届けすることです。ミッションクリティカルな基幹システムを長年支えてきたスキルや知見と、国内だけでなくグローバルでの経験を活用し、レガシーシステムの高品質で安定した運用などのトラディショナルな領域に加えて、クラウドやAIといった最新のテクノロジーを駆使した先進的なITモダナイゼーションをご支援できる点が強みと考えています。

セクターデリバリー本部のミッションについて教えてください

デリバリーというのは、「構築・運用・保守」を指しています。
当本部では、金融機関の中でも、主にTSUBASA共同化システムの基盤構築と運用保守を担っています。
ミッションクリティカルなシステムの運用を、TOPPANエッジITソリューション(以下、TOPPAN)さんに協力いただきながら、日々の安定稼働、品質を高める努力をしています。

TOPPANが携わっている業務と、当社の評価について教えてください

TOPPANさんは、TSUBASA共同化システムの運用保守の多くの機能で協業しています。
TOPPANさんはQC活動(※)に積極的に取り組み、運用保守の品質が高く、障害発生件数の減少に貢献してもらっています。 例えば、TSUBASA共同化システム運用以前の話になりますが、ある銀行主催でQC活動のコンテストがありました。 そこでは、運用保守部門と並んで、複数のプログラム開発部門などのチームが参加する中、運用保守部門のTOPPANさんが優勝する事が多かったです。 こういった自主的に業務を改善し品質を高めようとされる姿勢がTOPPANさんの特長ではないかと思います。
私たちのプロジェクトは、全国に複数の拠点があり、各拠点にTOPPANさんのオペレータが常駐されています。 ある拠点で成功したTOPPANさんの運用改善事例を、他拠点にタイムリーに水平展開することで、プロジェクト全体の運用品質の底上げができている、といった面もあります。 一例では、TOPPANさんがKYT(危険予知トレーニング)という人的エラーを削減させるプログラムを、ある拠点で発案、実行していただきました。 それを、他拠点にも展開したところ、プロジェクト内で、ヒューマンエラーが激減した、という実績もあります。
それらの活動の成果として、2023年2月、当社3拠点での「ノーミス500日継続達成」として、TSUBASA共同化プロジェクトからTOPPANさんに、品質貢献賞の表彰がありました。
また、2024年2月には、TSUBASA共同化システムへの、新しい金融機関のスムーズなサービスインと、その後の安定運用に貢献をされた活動について、表彰をさせていただいています。

今後の貴社の展望を教えてください

これから2~3年、システム運用は、手作業から自動化の流れになっていきます。
当社も、Transformation(変革)をキーワードに業務効率化活動を進めていきます。そこではAIなどのテクノロジーを活用し、単に人を減らすということではなく、拠点ごとの環境の違いなどを考慮し自動化を進める必要があります。その時に、現場を良く知っているTOPPANさんのノウハウやスキルを活かすことが重要になってきます。
今後も、TOPPANさんと協力しながら、金融機関に高品質で安定したシステム運用のサービスを提供していきたいと考えています。

  • ※ QC活動とは:現場で働く従業員・スタッフを小グループに分けて、品質の管理・改善について自主的に話し合い、意見を出し合って、実際に行動に移していく活動。